使用楽器・機材

INSTRUMENTS & EQUIPMENT3本のサックスは、
どれも意味のあるお金で。
「どんなサックスを使っているの?」——よくいただくご質問です。サックス侍は3本のサックスを持ち替えて演奏しています。どれもその時々の自分にとって意味のあるお金で買った楽器で、思い入れがあります。2026年9月1日 時点

高価な楽器を並べているわけではありません。けれども、1本ずつに買ったときの物語があります。アルバイト代、初めての給料、そして街角でいただいた投げ銭。順番にご紹介します。

テナーサックスTENOR SAXOPHONE

THE FIRST ONEHenri Selmer Paris
スーパーアクション80 シリーズII
いちばん最初に手にした、一本。
モデルSuper Action 80 Série II(SA80 シリーズ2)フランス・アンリ セルマー パリ社。1986年から続く定番のモデルですマウスピースGottsu(ゴッツ)響(ひびき)/メタル日本のマウスピース工房のモデルです(現在は生産終了)リードRico Royal(リコ ロイヤル)2番鳴らしやすく、はっきりした音が出るリードです仕上げアンラッカー(塗装を自分で落としています)中学生のころ、ケニーGのCDを聴いて「サックスプレイヤーになる」と決めました。けれども中学生にお金はありません。何年も夢見て、大学生になってアルバイトができるようになり、ようやく買ったのがこの一本です。

いまも現役で使っています。表面の塗装(ラッカー)は、自分で落としてアンラッカー仕上げにしました。「Lemon」「レイニーブルー」など、低く厚みのある音で聴かせたい曲で持ち替えています。

アルトサックスALTO SAXOPHONE

FIRST SALARYYAMAHA
YAS-32
初めての給料で買った、一本。
モデルYAMAHA YAS-32ヤマハのアルトサックス。長く親しまれてきたモデルですマウスピースMeyer(メイヤー)/ハードラバージャズのアルトでは定番とされるマウスピースですリードSelect Jazz(セレクト・ジャズ)ジャズ向けに作られたリードです大学を卒業し、社会人になりました。初めていただいた給料で買ったのが、このアルトサックスです。

ソプラノよりも少し太く、やわらかい音が出ます。「裸の心」「奇跡を望むなら」「やさしさで溢れるように」などで使っています。

ソプラノサックスSOPRANO SAXOPHONE

FROM THE STREETCadeson(カドソン)
S-208AS アンティークサテン
街角でいただいた投げ銭で買った、一本。
モデルCadeson S-208AS/アンティークサテン仕上げ台湾のメーカー。「サックスは金色か銀色」という常識を変えた、独特の風合いが特徴ですマウスピースPlaynick(プレイニック)ヨーロッパのマウスピース工房のモデルですリードFrederick L. Hemke(ヘムケ)クラシックの奏者に好まれる、落ち着いた音色のリードです出番いちばん多く使っている一本「明日への手紙」「雪の華」「アイノカタチ」など、定番のバラードの大半をこの一本で吹いていますストリートで演奏を続けられるようになり、足を止めてくださった方からいただいた投げ銭を貯めて買ったのが、このソプラノサックスです。

細く澄んだ高い音が、人の歌声にいちばん近く響きます。まっすぐな形をしているのでクラリネットとよく間違えられますが、これもサックスの一種です。

いま「サックス侍の音」として聴いていただいているのは、ほとんどがこの一本の音です。皆さまからいただいたお金で買った楽器で、皆さまに音を届けている。そう思うと、この一本にはとくべつな重みがあります。

どれも、その時々の自分にとって意味のあるお金で買いました学生のアルバイト代、初めての給料、そして街角でいただいた投げ銭。高価な楽器を選んできたわけではありません。けれども、1本ずつに買ったときの気持ちが残っています。だから、どれも手放さずに使い続けています。

3本を、どう使い分けるかHOW WE CHOOSE

曲と会場によって、いちばん合う音の高さと太さを選んでいます。同じ曲でも、その日によって持ち替えることがあります。

SOPRANOソプラノサックスもっとも多く使っている一本です。細く澄んだ高い音が、人の歌声にいちばん近く響きます。定番のバラードの大半はこの一本で吹いています。ALTOアルトサックスソプラノよりも少し太く、やわらかい音です。やさしく包み込むように聴かせたい曲で使っています。TENORテナーサックスいちばん低く、厚みのある音です。最初に手にした一本でもあり、落ち着いた曲でよく持ち替えます。

どの曲をどのサックスで吹いているか

音響機材についてPA EQUIPMENT

音響機材は、基本的にすべて自前で持ち込みます。そのため、主催者さまに機材レンタル費をご負担いただくことはありません。

1スピーカーYAMAHA STAGEPAS 1K(ステージパス 1K)を使っています。車でお伺いできる範囲であれば、電源も含めて音響機材一式をこちらでお持ちいたします。
2マイクとエフェクターマイクはオーディオテクニカのサックス用、エフェクターはBOSS VE-20を使っています。伴奏はスマートフォンからワイヤレスで送っており、電源は1口あれば足ります。
3遠方の会場では新幹線や飛行機でお伺いする遠方の場合は、楽器・衣装・マイク・エフェクターのみを持ち込み、スピーカーは現地でのご手配をお願いしております。深編笠は持ち運びが難しいため、事前に郵送しております。

会場の規模や音響(PA)担当者さまがいらっしゃる場合の進め方、レンタルのご案内などは、よくある質問のページに詳しくまとめております。
音響・機材についてのよくある質問

衣装についてCOSTUME

かぶっているのは「浪人笠」といって、侍がかぶるものです。虚無僧のかぶる「虚無僧笠」とは少し違います。和装に浪人笠、というのがサックス侍のスタイルです。

この笠をかぶるようになったきっかけはコロナ禍でした。吹く楽器なので「不謹慎だ」と言われるのではないかと考え、顔を覆えるものを探すうちに行き着いたのが、この浪人笠でした。

なぜ顔を隠しているのか

実際の音を、聴きにいらしてくださいこの3本がどんな音を出すのかは、聴いていただくのがいちばん早いかもしれません。
次にどこで演奏するかは、ライブスケジュールでご確認いただけます。
ライブスケジュールを見る音へのこだわりを読む