【お知らせ】路上ライブの告知を行わない理由について

いつも応援して下さり、ありがとうございます。
最近になり特に、ファンの方が非常に多くなっており、大変感謝いたしております。

その中で「路上ライブの告知をしてほしい」というお声も数多くなってきました。

昔からのファンの方やフォロワーの皆さんは、
時々説明しておりましたのでご存知かもしれませんが、
さまざまな事情があって、私は普段の路上ライブは告知せずに行っています。

Twitterなどでは、情報は流されていってしまいますので、一度細かな事情などもまとめて、説明しておきたいと思います。

路上ライブは「神出鬼没」で

結論から申し上げますと、私は事情があって、原則的に「告知なし」でしか路上ライブができないのです。(理由は後述します)

普段の路上ライブは「神出鬼没」で「いつ会えるか分からない」という、サプライズ感をお楽しみいただければ幸いです。

逆に「このサプライズ感が楽しい」という方もいらっしゃるので、そうした方たちにも楽しんでいただきたいのです。

その代わりに「イベントでの演奏」は告知します

しかし「また聴きたい」という方が、なかなか聴く機会を得られないのは、大変申し訳ないので、告知できる演奏イベントも用意して、そうしたイベントの際には、HPで告知するようにしています。

→「ライブスケジュール」

なるべく色々な地域の方が来られるように工夫していますので、ぜひなかなか会えないという方は、イベントでの演奏を聴きに来て頂けますと幸いです。

そもそも「路上ライブ」とは?

「なぜ路上ライブは告知しないのか」というお話の前に、「路上ライブ」というものについて、詳しく説明しなければ誤解を招いてしまう可能性もありますので、解説していきます。

道路使用許可

私に限らず、駅前などで見かける「単独で行われている路上ライブ」は、基本的には許可を得て行っているものではありません。

いわゆる「許可を得た路上ライブ」を行いたい場合には、管轄している警察署に「道路使用許可」を貰う必要があります。

路上ライブの許可を得るのは難しい。

しかし、単独で行う音楽演奏に対して、原則的に警察署は許可を出してくれません。
これは私の住む愛知県に限らず、原則的に日本全国そのような形になっているようです。

「許可を得ていない=違法」では無い

「許可を得ていない」となると「違法である」と思われる方も多いかもしれません。実際に「路上ライブは違法」と思っている方も多いのが実情ですが、実は「違法とも言えない」のです。

「路上ライブの弁護士さんの解説」

非常に参考になる動画として、ストリートミュージシャンのChutaさんが弁護士の先生に「路上ライブの法的解釈」を確認した動画をご紹介しておきます。

「道路を占有している」と言えるのか

まず違法と言えるかどうかの論点のひとつとして、個人で行う路上ライブが「道路を占有している」ほどの規模だと言えるのか?という点があります。
ひとりで路上ライブを行っている程度の規模では「道路を占有している」とまでは言えないのではないかということです。

「表現の自由」

また、路上ライブを取り締まることは「表現の自由」を侵すことにもなるのではないかという面もあり「違法」と言い切ってしまうのが難しいという側面もあるようです。

路上ライブの取り締まり

「許可は出せない」が、違法とも言えない

このように、許可は出せないが「やってはいけない」とも言えないのが、路上ライブの現状と言えます。

「取り締まりの厳しさ」は「地域によって大きく違う」

そしてこの「やっていいのかどうかが曖昧」な面は、地域によって「取り締まりの厳しさ」の違いにも繋がっています。

大阪や東京などでは、警察官の方が巡回で見つけて注意を受けた時点で辞めなければいけないケースが多いようです。

私の活動している名古屋市内では、場所にもよりますが、路上ライブが文化として根付いている場所では、警察官の方が見つけても中止にはなりません。

ただし「うるさい」等の通報が入った場合には、警察官の方に注意を受けますので、速やかに辞める必要があります。

なぜ告知できないのか

「嫌がらせ通報」

そこで問題なのが「嫌がらせ通報」です。

確かに、近隣の方や歩行者が「うるさい」と苦情を出された場合には、速やかにやめるべきだと思います。

しかし「本当の理由」は、通報する人の心の中のことなので、どうとでも言えます。

実際は迷惑では無くても、嫌がらせで「うるさいということにして」通報して辞めさせるという事も出来てしまいます。

私には、昔から、かなり酷い誹謗中傷やストーカー行為をしてくる連中がおり、
「嫌がらせ目的の通報」をたびたび受けてきました。

迷惑にならないように工夫した路上ライブ

私の路上ライブを聞いたことがある方は分かるかもしれませんが、

「しっとりとした曲だけで、激しい曲はやらない」
「街のBGMと間違われるような演奏」

を意識してやっていますので、原則的に普段の路上ライブで通報を受けてしまうことはほとんどありません。

むしろ近隣の店舗さんから「また来て欲しい」と仰って頂くことも多いくらいです。

告知すると「嫌がらせ通報」が来てしまう

しかし、普段の路上ライブを告知して行うと、必ずと言って良いほど通報が入ってしまい、中断せざるを得なくなってしまうという状況が続いていました。

そうした事情もあり、告知ができないのです。

マイナスをプラスに変える

実はこうした事情があって告知できないのですが、

その「告知できない」マイナスを、「神出鬼没で出会えたらラッキー」という面白さに変えて、プラスに置き換えるようにしました。

実は嫌な理由があるのですが、割り切って皆様にも「神出鬼没」を楽しんで頂ければ幸いです。

告知できるイベント演奏

こうした背景を受けて、なかなか普段の路上ライブに来れない方に向けて、イベントでの演奏などを行って、告知できるライブも行うようにしています。

普段の路上ライブに来れない方は、お手数ですがこちらの告知ありのライブに来て頂ければ幸いです。

→「ライブスケジュール」

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